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- 法人税とは その2
法人税の考え方
法人税の算出の仕方は
法人税の算定基準となる「所得」とは
法人税の最近の動向について前回のコラムで説明しました。
では法人税はそもそもどうやって算出するのでしょうか。実際には税額の計算は素人ではとても難しいので、ここでは法人税の考え方の基本的な事項について簡単にご説明いたします。
法人税は下記の式で算出されます。
●「法人税額 = 所得 × 税率」
一見、個人事業に比べて単純なようですが、ここにある「所得」というのが問題です。
法人には個人のように「所得控除」という制度がありません。 そこでここでいう所得金額は当期利益に調整を加えたものと考えてください。
つまり法人税の課税所得は、「収益-費用=会社の利益」を元に、「損金算入」・「損金不算入」をプラスマイナスして算出するのです。
法人税は「確定決算主義」を採用しています。この「確定決算主義」 とは法人税算出の基礎となる会社の利益は、株主総会で承認されて初めて確定する」というものです。
決算上、費用や損失の計上がなされ当期利益がその分少なく計上され、それが株主総会で認められたとしても、税法上は「課税の公平」を期すために、若干の「加算」「減算」が行われるといわけです。
例えば交際費は決算では経費として計上されますが、税法上は損金限度額内でのみしか非課税にならないのです。
企業にとって税金対策は、非常に重要な問題です。法人住民税などは、税金自体が法人税を算定基準としているなど、 法人税額が他の税額にも響いてくるからです。
そうい意味で税金対策として、税理士さんに相談するのが必要となってくるのです。